ナッシュは一度検討したけど、高い気がしてやめた……という方はいらっしゃいますか?
実のところ、わたしもその一人でした。
1食あたりのコストを見て「これはちょっと高いなー」と感じてしまったのです。
しかしもう少し調べて、ナッシュの料金体系や、他のサービスとの比較をしてみたところ、
意外とナッシュは高くない…ということに気づきました。
少し複雑なナッシュの料金体系 実は注文するとどんどん安くなる
ナッシュの基本料金についてですが、以下の通りとなっています。
1回あたりの配送数によって単価が変わります。
ただし、後述しますがこの料金は無視して大丈夫です!
セットプラン | 合計料金 | 1食あたり |
---|---|---|
6食セット | 4,190円 | 698円 |
8食セット | 4,990円 | 623円 |
10食セット | 5,990円 | 599円 |
上の料金を見て、高いと感じられたかもしれません。
しかしご安心ください。「無視して大丈夫」と書いた通り、殆どの方はこの料金で注文することはありません。
この料金は「初回注文の方が、クーポン等の割引特典を一切使わずに注文した場合」の料金です。
実際には初回購入の際、300円の割引が適用されるため以下の金額となります。
初回購入特典を適用した後の「初回」料金
セットプラン | 合計料金 | 1食あたり |
6食セット | 3,890円 | 648円 |
8食セット | 4,690円 | 586円 |
10食セット | 5,690円 | 569円 |
もし10食セットで注文した場合は、1食あたり569円になりました。
ナッシュクラブ の割引により、10食ごとにどんどん安くなる!
しかし、まだご自身の食費と比較するのは待ってください。
ナッシュには「nosh club」というシステムがあり「注文すればするほど安くなる」ようになっています。
2回目から割引が始まり、170食目以降からは16.55%の割引が継続して適用されるのです。
ランク | 条件(累計購入数) | 割引率 |
1 | 入会 | 0 |
2 | 10食 | 1% |
3 | 20食 | 2% |
4 | 30食 | 3% |
5 | 40食 | 4% |
6 | 50食 | 5% |
7 | 60食 | 6% |
8 | 70食 | 7% |
9 | 80食 | 8% |
10 | 90食 | 9% |
11 | 100食 | 10% |
12 | 110食 | 11% |
13 | 120食 | 12% |
14 | 130食 | 13% |
15 | 140食 | 14% |
16 | 150食 | 15% |
17 | 160食 | 16% |
18 | 170食 | 16.55% |
「170食は遠い」と思われるかもしれませんが、
『10食セットを月2回配送』した場合、9ヶ月目の半ばには達成することとなります。
3日中2食、と考えればさほど無理のないペースではないでしょうか。

ナッシュクラブ ランク18以降の料金
というわけで、ナッシュクラブを継続した場合の料金を掲載いたします!
下記と毎回の食費を比較・検討されてみてください。
セットプラン | 合計料金 | 1食あたり |
6食セット | 3,492円 | 582円 |
8食セット | 4,160円 | 520円 |
10食セット | 4,999円 | 499円 |
ついに500円を切りましたね!
ちなみにナッシュクラブですが、「途中でスキップ・停止」を行ったとしても会員資格・ランクは維持されます。
なので「中長期の出張」や、「少し溜め込んでしまったのでスキップしたい」という場合でも、安心です。
ただし、「停止したまま1年経過」した場合は、「会員資格の喪失」になりますので、そこだけ注意してください。
(逆に言えば、1年に1回でも利用すれば会員資格・ランクは維持されます)
詳しくはnosh club会員規約をご確認ください。
地域ごとに送料が掛かる点も注意 関東の方場合のシミュレーション
なお、注意点として1回の配送ごとに送料が掛かる点も注意してください。
(地域・県ごとに送料が異なるため、詳細な送料は公式サイトよりご確認ください)
もし「関東の方」がランク18に到達した場合の送料込み金額は以下のようになります。
セットプラン | 合計料金(送料込) | 1食あたり(送料込) |
6食セット | 4,548円 | 758円 |
8食セット | 5,216円 | 652円 |
10食セット | 6,055円 | 605円 |
20食セット | 11,274円 | 563円 |
20食セットは、2回目の注文から行えます。弁当の単価は10食セットと同じです。
冷凍庫の大きさによっては入れるのが難しいかもしれませんが、もし可能なら1食の単価を安くすることができます。

大型の冷蔵庫でなくとも、10個入れることは可能でした!
nosh(ナッシュ)は高額なのか?他の冷凍宅配食・弁当等との比較
さて、ここまで料金をご説明しましたが、
気になるのは、他のサービスに比べてナッシュは高いのか・安いのか?という点。
ちなみに、単純な『食事』だけを考えるなら、もっと安いサービスは存在します。
ただし「メニューが選べない」「選べてもあまり数がない」「頼めるエリアが限られている」等のサービスもあるため、一概に比較をするのは難しいです。
なので以下の条件を満たすサービスと比較してみました。
- 冷凍の宅配弁当である
- メニューを自分で選べる
- いつでも解約ができ、追加料金が掛からない
- 47都道府県対応
- 殆どのメニューに、主菜の他、副菜が2つ以上ついている
いずれもナッシュがクリアしている条件です。
(ちなみに「自分でメニューを選べる」という条件が厳しいようで、安価な宅配弁当の殆どは献立が固定されていました)
今回は上記条件をクリアしている「24/7DELI&SWEETS」及び「三つ星ファーム」と、ナッシュを比較しています。
いずれも、東京都・1年ほど継続した状態・10食以上のコースでの計算です。
なお、「三ツ星ファーム」には10食コースがないため、14食コースで計算しています。
サービス名 | 1食あたり金額 | 1食あたり金額(送料込) | メニュー数(執筆当時) |
ナッシュ(ランク18)10食セット | 499円 | 605円 | 73種 |
24/7DS 10食コース | 790円 | 889円 | 78種 |
三つ星ファーム 14食プラン | 734円 | 805円 | 63種 |
※メニュー数は、執筆当時選択可能なメニューに限っています
この通り競合サービスとくらべても「ナッシュはかなり安い」と言うことができます。
※ちなみにランク18の価格で比べていますが、序盤に出した表を見ていただければ分かる通り、基本料金と比較してもナッシュが一番安いです。
「宅配弁当以外」との料金比較をすると……?
「そうは言っても1食に605円は少し高い気がする…」と思われますか?
実際には、主食が必要になる方がほとんどだと思うので、ここはご飯代を含めて650円として考えてみましょう。
確かに、もしナッシュが単品でスーパーに置かれていた場合、手にとるかと言われると迷うかもしれませんが、
色々と普段の食生活を精査してみると、以外に650円という数字が高くないことに気づきます。
日本の平均食費から見たナッシュの価格
2019年総務省の家計調査データには、単身世帯の1ヶ月あたりの食費が、平均で「41,731円」と書かれています。
こちらを31で割ると1,346円。これが一人暮らしの方が1日あたり平均でかけている食費です。
1346円から650円を引くと696円。
例えば晩ごはんにナッシュを食べるとして、朝・昼ごはんに696円掛けれるとすれば、特に逸脱した金額ではないでしょう。
コンビニ弁当 VS ナッシュ やすいのはどっち?
ナッシュと料金を「高い」と認識された方の中で、
コンビニ弁当の価格が頭に思い浮かんだ方は、やはり多いのではないでしょうか。
単純な比較で言えば、コンビニ弁当の方が安いのは確かです。
最近コンビニ弁当も価格が上昇していますが、650円を超える弁当は稀です。
ただし、コンビニ弁当の分量は意外と少ないです。
例えば某シェアトップクラスコンビニの幕の内弁当ですが、全体の重さが320グラム、そのうちご飯部分だけで170グラム・おかずの重さが150グラムとなっていました。
ナッシュの分量はメニューによって異なりますが、「チリハンバーグステーキ」は260g「魚と豆腐のヘルシーハンバーグ」は212gと、おおよそ250グラム前後になっています。
もちろんコンビニ弁当の中には、ボリューム重視で更に量が多いお弁当もあります。
例えばかつ丼等は、合計460グラム、ご飯が200gでカツ部分が260グラムでした。
しかし副菜がありません。ナッシュの場合は必ず2品以上副菜がついていますが、もしコンビニ弁当に副菜をつけようと思った場合、おそらくナッシュと同じかそれ以上の金額になってしまうでしょう。
結果として、ナッシュとコンビニ弁当と比較した場合、もちろん安くはありませんが、結果的にあまりコストパフォーマンスは変わらないと言えます。
また、ボリューム重視のお弁当はハイカロリーな構成になっている点や、
時間帯によっては好みのお弁当が手に入らなかったり、そもそも買いに行く時間等を考慮すれば、更にナッシュのほうが魅力的に映るかもしれません。
ぜひ多角的な面から比較検討を

上記のような考察を色々としてみましたが、結果的には皆様個人個人のライフスタイルに合わせて、比較検討してみるのが一番かと思います。
例えば「現在でも無理なく自炊を行っており、料理自体が楽しい」という方は、ナッシュを導入せずとも問題がないでしょう。
しかし、「仕事が忙しくて、とにかく時間が惜しい」という方や、「たまに買い物に出ることすら面倒になり、デリバリーを頼んでいる」という方。
また「残業終わりに会社から出たら、飲食店もスーパーも閉まっている…」といった時の予備としてもナッシュは優秀です。
本記事で比較した通り、ナッシュ自体は決して高いサービスではありません。
ぜひ「こういう時ナッシュがあると助かるかも」という視点で、検討されてみてください。